Y応B ゆとり世代生き方応援ブログ

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サラリーマンになることの危険性

サラリーマンは合理的な選択肢だった

現在、お金を稼ぐために一番無難な選択肢は「サラリーマンになること」です。一般的な生活、ちゃんとした生活を送ってきたなら、誰でもサラリーマンになれます。

サラリーマンは、サラリーマンになった瞬間から給料がもらえます。そしてよっぽどのことがない限りクビになることはないので、とても早く安定的にお金が稼げます。

というのが今までのサラリーマンのことで、現在はサラリーマンになることでの危険性、デメリットをよく考えておかないといけません。

1.クビになったら代えがきかない。

サラリーマンは、会社から与えられた仕事をこなすことで給料がもらえます。そして、その与えられる仕事が、その会社でしか通用しないものであることが多々あります。しかし、与えられた仕事をこなすことがサラリーマンの使命であるため、例え他で役立たないことにも一生懸命取り組み、いわば時間を費やさなければなりません。

さて、そのような他で通用しない仕事を経験して4050代になり、リストラやその他の理由で、会社を辞めたとしましょう。日本のサラリーマンは、4050代の転職は厳しいですが、他社で通用するスキルがあれば転職できます。しかし、普通のサラリーマンは他社で通用するスキルが無いため路頭に迷うことになります。

このようなことが起きる原因として、日本のサラリーマン制度は定年まで勤めることを前提としていることが挙げられます。そのため、他社で通用しないスキルばかり身につけても大丈夫だったのですが、現在は定年まで勤めるのは夢物語の為、他社で通用するスキルを身につけないと、最悪路頭に迷うことになります。このような構造的矛盾が、悲劇を生んでいます。

2.収入は必ず上がるとは限らない

日本のサラリーマンは長く勤めることで、給料が段階的に上がっていくというシステムで、そのため、給料は安くても確実に昇給するということで我慢できたわけです。
しかし、恒常的不景気の現在、確実に昇給するというサラリーマンのメリットが無くなり、ずっと安い給料で働かなくてはならないという状態になっています。

3.仕事内容、人間関係、労働環境を自分でコントロールできない。

サラリーマンは会社に雇われているため、会社の方針に従わなくてはなりません。それは仕事内容から、人間関係、労働環境まで、すべて会社から与えられ、それに合わせなければなりません。それが良ければいいのですが、悪かった場合、我慢しなければならず、精神的に辛い日々が続きます。我慢できればいいのですが、我慢できない場合は転職するしかありません。しかし、社内でしか通用しないスキルしかない、ひとつの会社で頑張ることが美徳であるという考えのもと、我慢し続け、心が病んでしまう人が多いのです。昔は「社員は家族」という考えのもと和気あいあいとした風土でしたが、長引く不景気で社員の精神的ゆとりもなく、サラリーマンの心は疲弊しています。このような現状では、環境を自分でコントロールできないサラリーマンはデメリットが大きいのです。

上記1~3が、現在露呈したサラリーマンの危険性です。

サラリーマンのメリット減少と新しい生き方

昔は良かったらかもしれませんが、現在はサラリーマンでいるメリットが確実に少なくなってきています。

最近の20代の傾向として、公務員人気が高いのもわかります。また、フリーランスノマドワーカーなど、サラリーマン以外の働き方を目指す20代も増えています。

20代のゆとり世代は、サラリーマンのメリットが少ないことを察し、サラリーマン以外の生き方にシフトしている気がします。

このような流れはある意味健全な流れだと思いますし、この流れはどんどん加速するでしょう。そしてこの時代の流れは誰も止めようがないでしょう。

そして、もしサラリーマンになるなら、上記1~3の危険性を認識してサラリーマンになることをお勧めします。